改めて「Xジェンダー」って? ジェンダー・フルイドとの違いは?
Xジェンダーという言葉がある。
「エックス・ジェンダー」と読む。「クロス・ジェンダー」ではない。
日本発の言葉で、英語の「Gender queer」や「Third gender」に近いけれど、全く同じではない。
普通の人は、「Xジェンダー・ファッション」という言葉で知ったかもしれない。これはほぼ「ジェンダーレス・ファッション」と同義だ。
分かりやすい例を出すと、るーちぇるなんかを思い浮かべてくれるといい。中性的なファッションだ。
では、Xジェンダーとはいわゆる「中性」のことかというとそうではない。
「Xジェンダー - Wikipedia」によれば、4種類ある。
引用させていただく。
中性(gender-neutral)とは、自分は男と女の中間だと認識している人の、ジェンダー・アイデンティティのことを言う。
両性(bi-gender)とは、自分は男でも女でもあると認識している人の、ジェンダー・アイデンティティのことを言う。
不定性とは、自分は男でも女でもなく、ある2つの性別の間を行ったり来たりしている人の、ジェンダー・アイデンティティのことを言う。
※両性・不定性は時と場合によってジェンダー・アイデンティティが変わることが多い。→流動性が高い(gender-fluid)
無性(A-gender)とは、自分は男でも女でもなく、揺れ動いたりもしない、自分の当てはまる性別はないと認識している人の、ジェンダー・アイデンティティのことを言う。
なんとなくお分かりだろうか?
「※」の部分を読めば分かるように、「ジェンダー・フルイド」はXジェンダーの一種である。
さて、4種類のジェンダーを1つにまとめた「Xジェンダー」だが、不定性とその他では違いがあると私は考える。
何だろうか?
答えは次回に。