「女性装」というようにした
女友達に「女装子」と言われた。
彼女は、「女装する男性一般」という意味で使っていたので、差別性はない。
男女関係なく、差別的ではなく「女装子」と言う人も多い。また、「女装子」と呼ばれて差別とは捉えない人も多い。
だが、差別的な意味で使う人も多い。
たとえば、これの質問者。
「やだー、キモーい」って感じが満ちあふれていて、ある意味微笑ましい(笑)
では、一般的にはどう捉えられているのか?
これは定義からして間違っている。
女装子とは、女装をした男性(男子)のこと。
解説もでたらめだ。
女装子は狭義では日常的に女装をしている人など、普段から女性として生活している人を指すが、広義では趣味で女装しているだけの男性も含む。また、近年はコスプレの一種として軽い感覚で女装子をする若者も東京を中心に増えている。
日常的に女装している人を「女装子」というのはあまり聞かない。どちらかという「トランス・ジェンダー」や略して「TG]というケースのほうが多いと思う。
「広義」のほうが実情に近い。
ただし「また」以降は合っているかもしれない。だが、「女装子」より「男の娘」というほうが多いような気はする。(*1)
こちらが私の実感とも合っている。
ひと言でまとめると「女装趣味の男性」が「女装子」だ。
さて、私は「女装子」と呼ばれて違和感があった。差別を感じたからではない。
なぜなら私は「女装子」ではないからだ。
昔は私も自分のことを女装子だと思っていた。
でもしっくりこなかった。女装子の世界でも浮いていたと思う。
最近になって「ジェンダー・フルイド」という概念を知った。
ああ、私はこれだと思った。
ジェンダー・フルイドは、このブログで何度か述べているが、性自認が男性と女性とで揺れ動く人のこと言う。
なので、私は女装しているときは、自分を女だと思っている。(*2)
「女装」と書くのがいけないのかもしれない。
そこで安冨歩先生にならって「女性装」と書くことにした。
ただ、私と安冨先生は違う。
安冨先生はフルタイムで女性装をしており、本人は「トランス・ジェンダー」を自認している。
私は男であるときが多く、そのときは女性装はしない(ただ下着だけはレディスを好む。メンズは旅行や健康診断のときなど限られたときのみ)。
ジェンダー・フルイドってそもそも長い。「ジェンフル」とでも略すか。