日本は遅れているわけではない
同性婚について日本は遅れている印象がありますが、
先進国と言えないまでも、
遅れているわけでもないと
これを読めば分かります。
そもそも江戸時代には、衆道の文化があり、
男性同士の同性愛はごくふつうのことでした。
それはあくまでギリシャなどと似た
少年愛の世界だという指摘もあるでしょうが、
トランス・ジェンダーもいて
さすがに性別適合手術はありませんでしたが、
日常的に女性装をして、
妻として生きていた男性たちの記録もあります。
それが明治になって、
欧米列強がキリスト教国で、
同性愛は神の意思に反することだというので、
じゃあ日本でも禁止だ、ということになったわけです。
夫婦別姓などと一緒で、
欧米に忖度して導入した制度だったのに、
その欧米勢にハシゴを外された形となり、
日本は何だか遅れているなあということに
なってしまいました(T^T)
その欧米に忖度して導入した制度を
あたかも日本の伝統のように言う人たちがいて
何をかいわんやと思うのですけれど、
こういう人たちは歴史をねじ曲げて理解する傾向があるので、
勢いを失うのを待つしかありません。
同性婚が認められずに苦しんでいる方々には
一日も早く認められるようになるよう
祈るしかできませんが、祈ります。