揺らぐ性を生きる~私はジェンダー・フルイド

ジェンダー・フルイドという概念を1人でも多くの方に知っていただきたく、いろいろと書いております。

どうしているんだろう?

99年頃のネットは楽しかった、みたいなことを書きました。

その頃、メル友になった女の子がいました。

1年ぐらい、毎日メールを交換していました。

 

腐女子の走りみたいな子で、自分のHPに自作のやおい小説を載せていました。

 

だんだん分かってきたのは、その子が子どもを堕したこと、そのときの彼氏や家族の対応がショックで心を病んだこと、自殺未遂で入院し、そのときの薬の副作用で片足が動かなくなってしまったことなどでした。

 

これだけ読むと、けっこう「怖い女」ですが、メールの文章はいたってまともで、私には好ましいものでした。

 

なので、彼女から「もうすぐ自宅に連れ戻されるので、その前に一度会おうよ」という誘いにも、二つ返事で乗ったのでした。

 

場所は下北沢。あたしは女のカッコで行きました。当時けっこう太っていたのですが、彼女は「かなり化け物みたいなのを想像してたけど、ぜんぜんイケてるよ」と言ってくれました。

 

実はあたしも失礼ながら、どんな女が現れるのか戦々恐々としていたのですが、エスニック風のファッションがよく似合う、けっこうな美人だったので驚きました。

その美人が松葉杖を突いているのが、よけいに痛々しかったのです。

 

イタリアンなバブに行き、ショットバーでもう少し飲んでから、カラオケボックスに行きました。

彼女は音痴だけど歌いたがるのでした。楽しいカラオケでした。

 

朝まで歌って、別れました。

そんな美人と個室でオールして、何もなかったのかと思われるかもしれませんが、そこは「女同士」でしたね。

 

その後、連れ戻されたはずがまた一人暮らしを始めて、2回ぐらい会いました。そのときは別の友達もいました。

 

いつからか連絡が取れなくなり、今に至ります。

 

彼女はどうしているんだろう。

残念ながら生きている感じがあまりしません。

というよりも、実在したのでしょうか?