【入門】「中高年のための女性装入門」コンセプト
れから、中高年の方々のために女性装の心構えやコツを書いていこうと思います。
最初にこの「連載」のコンセプトを書いておきたいと思います。
女性装の楽しみ方は人それぞれです。
制服専門の方、ドレス専門の方、下着専門の方などなど、いわゆる「フェチ系」の方々もたくさんいらっしゃいます。
こういう趣味を否定するつもりは全くありません。しかし、本連載ではこれらの方々に有益な情報をあまりご提供できないかと思います。
なぜなら私自身、これらの経験が乏しいからです。
私がある程度有益な情報をご提供できるのは以下の方々です。
- 性自認は別として、肉体的には男性の方々
- ご自身を中高年と認識している方々(若い方には若い方の女性装があるので)
- 電車に乗ったり、一般の居酒屋で飲んだり、ショッピングを楽んだりしたい方々
- 女性モードに付き合ってくれる女性の友達がほしい方々
以上を満たしたいのであれば、ある程度「パス」する必要があります。
パスとは、女性に見られるということですね。
ただし、女性ホルモン投与をしている方々を除くと、肉体的に男性で完全にパスするのは至難の業です(女性ホルモンを投与していても難しいこともあります)。
よほどの素質に恵まれている必要があります。
なので「ある程度」なのです。
「あの人、たぶん男性だろうけれど、中にはああいう女性もいるし、まああまり気にしないでおくか・・・」というレベルが「ある程度」です。
このレベルであれば、混んでいる女子トイレ、女性専用車、女子更衣室、女風呂等に突入しない限り、騒がれることはまずありません。
こうなると背の高い方や太っている方は尻込みされるかもしれません。
そこは大丈夫です。
私は178cmありますし、体重はここに書けませんがやや肥満といったところです(ダイエットしたいとは思っていますが)。
それでも平気で電車に乗ります。それも昼間から。
ショッピングも映画も飲み屋さんも普通に行けます。
ただ地方の方は、ちょっと難しいかもしれません。近所を女性装で歩くなんてとんでもないという方もいらっしゃるでしょう。
そこは申し訳ありません。私には地方の女性装事情は分かりません。ただ、地方でも大きな都市に行けば、まず大丈夫でしょう。そこで楽しむのであれば、私のご提供する情報はお役に立つのではないかと思います。
最後に免責を。
私の持っている女性装に関するノウハウは全てご提供していきたいと思っていますが、なにぶん手取り足取りご教授することはできません。
文章だけでは分からないこともあるでしょうし、ご自身では気づかないこともあるでしょう。
ですので、女性装で外出して何かトラブルがあっても、私のほうでは責任を負いかねます。そこは何卒ご容赦ください。
トラブルに巻き込まれないためには、一人では外出なさらず、お友達と一緒に外出することをお勧めします。その中に女性の友達がいるといろいろと心強いです。
とはいえ、男性モードでもトラブルに巻き込まれるような危険な場所は、当然女性モードでも危険ですから、そういう場所には行かないようにお願いします。念のため。
なお、メイクの仕方や下着のつけ方等、テクニカルな話は本連載では割愛します。これらの情報はネットにあふれていますので、そちらをご参照ください。
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