揺らぐ性を生きる~私はジェンダー・フルイド

ジェンダー・フルイドという概念を1人でも多くの方に知っていただきたく、いろいろと書いております。

現時点では難しい。インフラ整備を急いで!

朝日新聞に世間は厳しいことが多いのですが、

性的マイノリティに対するスタンスは割と温かいのです。

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その中からこんな記事をピックアップしました。

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ゲイの沢田さんという人が受け入れられたという件は、とてもいいと思うのです。

ですが、考えさせられるのは次の話。

沢田さんは、性のあり方は多様であるものの、周囲の理解がなくて困ることがあると説明。入院した時に着る服や部屋が男女で区別され、性同一性障害の人たちが苦痛を感じても、医師や看護師が理解してくれるかわからず、相談できるか不安に感じることもあるという。

あたしとしては「性同一性障害」(*1)(以下では「性別不和」と書きます)の人へこの理解を求めるのは、現時点では難しいと思うのです。

性別適合手術を受けているならまだしも、そうでない場合、病院での医療は肉体的なものなので、医療側が混乱しちゃう。そうでなくても忙しいのだから。

とはいえ、こんなあたしですから、一方で気持ちも良く分かります。

医師や看護婦の中にも気持ちは良く理解できるけれど、オペレーションとして難しいと思っている人もいるのでは?

医療の世界のIT化は、先端医療など進んでいるところは進んでいるのですが、業務システムとしてはまだまだ。AIのサポートといったインフラを整えるのが先のように思います。そうやって業務に余裕ができてからではないでしょうか。

というか、それを急いで。やっぱり性別不和の人たちがかわいそう。

*1:この言葉、そろそろやめない?「障害」はいかんでしょう? それとなぜ「障がい」と書かないのかしら? あたしは「障害者」を「障がい者」と書き換えても意味はないと思っていますが、それでも配慮の表れとは捉えています。「性同一性障害」には配慮は不要なの?