癒やす人になりたい
東日本大震災のあと何もかもが嫌になり、「女」として生きていきたいと日々考えていた時期がありました。
そのときに考えた「職業」が占い師。自分が癒やされたかったので、人を癒やすことをしたいと思ったんですね。
そのときに「名前占い」というのを編み出しました。
画数で占う姓名判断と違って、名前の漢字の意味を調べて、それで降りてきたストーリーを文章化するというもの。ひらがなやカタカナは感じに直して解釈します。
タロットカードって、複数のカードを引いて、それぞれのカードの暗示を組み立てて運勢を解釈しますよね。それを名前の文字でやるようなものだと思ってください。
ブログを開設して、無料で募集したところ、世の中には悩み深き人たちがたくさんおられるようで、2ヵ月で15人ぐらいの方を占いました。
無料にする代わりに感想を書いてもらうことにしたのですが、1名を除いて全員が書いてくださいました。その全部が感謝のお言葉!
解釈および文章化はそれこそ職業なので得意です。
ですが、無理にストーリーをこねくり回すのではなく、相手のお悩みに真剣に向き合って、何とか素晴らしい未来を開いていただきたいと本気で思うと、言葉が降りてくるのです。
降りてきた言葉を分かりやすく、また親身さが伝わるように加工するのは、職業的なテクニックも使いますが、本当に降りてくる感覚なんです。
なのでけっこう疲れもします。
マネタイズする方法が分からなかったので、2ヵ月ほどで辞めました。そのときに「女」として生きていくこともいったん諦めたのでした。
先日、久しぶりに恋に悩む女友だちのためにやってみました。
涙が出たと言ってくれました。
マネタイズできなくてもいいので、またやってみようかなと考えています。
今度は占いをマネタイズするのではなく、癒やす人になるための手段として使おうと思うのです。