揺らぐ性を生きる~私はジェンダー・フルイド

ジェンダー・フルイドという概念を1人でも多くの方に知っていただきたく、いろいろと書いております。

究極の承認欲求?

あたしはいろんなところでよく、承認欲求は良くないということを書きます。

 

まず際限ないところ。1つ認められると、次も認められたくなる。1人に認められると他の人にも認められたくなる。いつまで経っても満たされることがありません。

実際、すごく成功して地位も名誉もお金も満ち足りている人ほど、承認欲求が強い傾向があります。こういう人を無視などしたら、どんな目に遭うか分かりません。

承認欲求が強いから大成功したのかもしれませんが、しかしいつまでも満たされないどころかどんどん強くなっていく欲求と一生付き合うぐらいなら、成功などしないほうがマシと思えてきます(なので、あたしは成功しないのかも。笑)。

 

このように強い欲求なので、満たされない場合、攻撃的になる人も多いのはご存知の通り。一方で、満たされないことが原因で世をはかなんで自殺する人もいます。これは攻撃が自分に向かうタイプの人なのでしょうね。

 

あとは、認められたいがためにいろいろとお間抜けなことをしてしまうこと。SNSを見ていると、そんな事例が至るところに転がっています。笑える範囲ならいいですが、時々とんでもない迷惑行為をわざわざ動画にして、世界中に配信する人までいます。

 

ちなみにFacebookの「いいね!」という「仕組み」は、人間の承認欲求に根ざした画期的なものだったと思います。これがなければFacebookはここまで普及しなかったのえはないでしょうか。なんてことはいろんな人が言っていることでしょうけど。

 

そういうことで、できるだけ承認欲求を抑えるように日々心がけているのですが、先日あることに思い至りました。

「女性モードでいることが生活の半分ほどになっている」ということをカミングアウトするのは、究極の承認欲求ではないのか?ということです。

 

たぶん、そうなんでしょうね。

 

カミングアウトしているときのあたしは、「自分を認めて」「あたしを受け入れて」オーラが全身から出ていることと思います。

 

定期的にカミングアウトしては、ある程度の確率で受け入れられていることが、他の承認欲求を抑制してくれているのかもしれません。

受け入れてくれている人たちに改めて感謝いたします!