揺らぐ性を生きる~私はジェンダー・フルイド

ジェンダー・フルイドという概念を1人でも多くの方に知っていただきたく、いろいろと書いております。

ミユキは脳天気

女装の趣味がある人は、会社役員やエンジニア、金融関係、上級公務員などストレスが大きい人が多いと言われています。

最近の若い人だと、単にファッションの一環という人も多く、世の中変わったなと思います。ですが、ある程度年配の方には確かにストレスの大きそうな職業の方が多いという実感があります。

つまり、ストレス解消のために変身したいということのようなんですね。

 

ですが、長年私はストレス解消のために女装をするという感覚が分かりませんでした。

むしろ仕事等が忙しくて、ストレスだらけのときには全く女装する気になれなかったのです。

ちょっと落ち込んだ程度でも、もう面倒でイヤだったんです。

 

それが最近になって、家では簡易メイクで済ますようになってから、何となく分かるようになりました。

私は人一倍面倒くさがりだったんですね。

 

要するにメイクが面倒だったのです。笑

ヒゲもなく、メイク自体も慣れているので、だいたい20分ぐらいで済むのですが、それでも面倒なのです。

特にアイメイクが面倒。時間よりも神経を使うのでつらいのです。

 

簡易メイクなら、眉毛を描いて、チークをはたいて、口紅を塗って、つけまつげをつけるだけなので、3分で終わります。

着替え込みでも10分もかかりません。

 

多少落ち込んでいても、今日はストレスが強いなと思っても、とりあえず着替えて気を取り直そうと思うようになりました。

それで分かったことは、ミユキは脳天気だということです。

男モードのSのほうは、ちょっとしたことで落ち込むし、ぐぢぐぢ悩むんです。

ミユキは、ぜんぜん悩みません。笑

仕事もミユキでするほうが楽しい。

 

女性一般が脳天気とは思いません。ホルモンの関係で感情も動きやすいので、悩むとなったら男性以上に悩むと思います。

ただ、平均すると男性より心が強いのではないでしょうか。男性は強がっている分、もろいです。

 

あまり好きでない「男女の一般論」を書いてしまいましたが、そういう傾向はあるように思います。

 

ストレス解消で女装する人たちは、変身のプロセス自体が大いにストレス解消になるのかもしれません。

私は、プロセス自体は楽しいと思わないのです。

それがジェンダー・フロイドの特徴かと聞かれると分からないと答えるしかありません。何しろサンプルが少ないので。

 

ただ、いわゆる女装者の方々とお話しして違和感があったのは、その辺が理由じゃないかなと。

 

今回はちょっと一般論に走ったかも(いつも?)。

本当に人それぞれなので、そこは割り引いてくださいね。