揺らぐ性を生きる~私はジェンダー・フルイド

ジェンダー・フルイドという概念を1人でも多くの方に知っていただきたく、いろいろと書いております。

近所も平気になってきた

ここ数日、「女モード」が来ている。

 

妻が出社してから*1、あるいは買い物が終わってから、おもむろに着替えて、メイクをする。

 

妻が帰宅時刻を知らせるLINEを送ってきたら、お風呂に入ってメイクを落とす。

そして女性用だが、それほどフェミニンではないパジャマに着替える。

ウィッグを取ると短髪だから、あまりフェミニンだと浮いてしまう。

 

できるだけ早い時間から女モードに入りたいので、夕方のうちに買い物をする。そうすれば翌日の午前中に買い物をしなくていいからだ。

買いだめしておけばいいと言われるかもしれない。その通りなんだけど、当日の献立を考えるのも大変なので、数日分考えて買いだめするなんて私には難しい。

買いだめした材料で作ればいいと言われるかもしれないけれど、できるだけその都度ベストなものを作りたい。

ありあわせで何か作るのは得意だけど、ありあわせが続いてもなあ。

 

徒歩3分以内に、スーパーもドラッグストアもあるので、そこに行く。

着替えるのが面倒だし、ギリギリまで女モードでいたいので、こんなカッコで行く。 

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じろじろ見られることも、にらまれることも、ヒソヒソ声が聞こえることもない。

店員さんも普通に応対してくれるし、他のお客と体が当たったりしてもお互い普通に「すみません」などと言う。

 

178cmで70kg台のでかい女だけど、まあいるよねという感じなのだろうか。

いや実際には気づいている人がたくさんいるのだろうけれど、誰も騒がないから、騒ぐのも変かなと思うのだろう。万が一のこともあるし(笑)。

 

いずれにしても、私たちのような者にとっては住みやすい世の中になったなあと思う。20年ぐらい前には、女モードで近所で買い物するなんて想像もしていなかった。

 

今のところ、マンションの管理人さんにはあまり知られたくないので、彼が帰宅してから買い物に出るようにしている。

だけど、そのうちカミングアウトしてしまうだろうなあ。

*1:妻は私が女装することは結婚前から知っているし、家で着替えてそのまま外出するのもOKだ。ただ過去の経緯がいろいろとあって、女装している私といるのはあまり好きではない。