男言葉と女言葉
男言葉と女言葉というのがあるけれど、最近は語彙でいえばほぼ変わらない。
私が子供の頃は、「だわ」とか「よね」みたいな語尾をつければ女言葉になったが、今となっては当の女性たちが「女性のパロディー」でこれを使う*1
この手の言葉は、「オネエ言葉」に引き継がれていたが、当の「オネエ」たちも最近では、あまり使わない。
とはいえ、男性と女性の話し方には違いがある。何だろうか?
私の観察によれば、女性はまず体言止めが多い。男性も体言止めを多用する人はいるが、女性のほうが3割増しぐらい多い気がする。
それから、女性は同意を求める言葉が多い。「でしょう?」みたいな言葉だ。これは男性より5割増しぐらい多い。
でも、一番大きな違いは話し方だ。
特に語尾が違う。
女性は、伸ばしつつ高くなる。
ということで、文章のセリフの中で男女を書き分けるのはなかなか難しい。
女性が「オカマ」になってしまっていることが多い。
無理に書き分けようとしないのが一番かもしれない。
*1:ただし主婦の間では今でも使われているようだ。お互い主婦や母という役割を演じあっているからだろうか。そういう意味では、女言葉の男言葉化も「男性社会」に進出している女性に見られる傾向なのかもしれない。