観音様
昨晩、突然女友達からメッセージが送られてきた。
初めてお目にかかったときから思っていたのですが…ジェンダーフルイドのことでああなるほど、と思ったことがありました。
○○さん*1には最初の瞬間に百済観音の雰囲気を感じました。で、最近になって観音さまはジェンダーフルイドぽいなあ、と思っています。
何かが降りてきて、やむにやまれず書いて送ってくださったように感じた。
実は、三橋順子さんがご著書の『女装と日本人』の中にこう書いている。
『妙法蓮華経』の「観世音菩薩普門品」で、衆生の苦悩を救う者とされる観世音菩薩は、本来男性です。(中略)ではなぜ女身の観音が存在するかと言えば、同経に観音菩薩は衆生の求めに応じて「三十三の身」を現して法を説くとされ、その化身の中に、比丘尼身、長者婦女身、童女身など七つの女身が含まれていることによります。つまり、本来は男身である観音菩薩は、衆生を救い法を説く方便として、時に女身になるのです。
百済観音は男身だが、彼女と最初に会ったときは男装だったからそう見えたのだと思う。その際に、私の中に女身があることも、彼女は一目で見抜いたということなのだろう。
最近は内面の女性性がにじみ出ると言われることも多い*2のだが、男性モードのときの私の見た目はけっして女性らしい感じではない。
だが見抜く人は見抜くということなのだろう。
メッセージをいただいたこと自体が不思議なこと。「化身」することで人を救えという啓示と感じた次第である。